こんにちは。tkgです。
前回は退院後から経過のお話をさせていただきました。
今回は実際に申し込んだ、
予防接種健康被害救済制度のお話と
副反応検討会の中身のお話と私の経過を追っていきたいと思います。
救済制度のお話
救済制度とは?
以前軽くお話しした通り、
そもそもコロナのワクチンに限らずに、
予防接種による健康被害が生じた場合に救済制度を申請できる制度です。
救済対象は因果関係が認められたor否定できない場合に限られますので、
全員が支給とはなりません。
また、一時的な発熱等のよくある副反応では認められないことが多く、
あくまでそれによって病気や障害が残った場合にみとめられることがあります。



厚生労働省のHPに詳しい流れや申請方法・給付額が記載されてます。
私自身も実際申請したのですが、
かなりややこしく、提出する資料もいっぱいあるので、
より詳細には各市町村で個別ページを参照した方が良いかと。
また実際に申請する際には住んでる市町村の
保健所に相談するのが良いかと思います。
実際に申請した際にお話
ここでの申請はコロナワクチンの救済の話です。
まず、申請しようと保健所にはいきませんでした。
そもそも救済制度自体も知らなかったので。
保健所にはコロナになったことがあるので、証明証をもらおうと、退院後に訪れました。
その際に保健所と話す中から、ワクチンのことを話た際に

ぜひ!救済金の申請してください!!
とお願いされました。
保健所経由→都道府県経由で厚生労働省の審議会にいくらしいです。
色々確認したところ、退院後の2021年11月現在では、
認められた人はおらず、審議中のままであるとのこと。
なぜか保健所が熱心に勧めてきて、
まぁどうせ認められないだろうという気持ちでしたけど、
少しでも被害の訴えを知ってもらうという意図もあり、申請する旨を承諾。
大変だったこと
とりあえず話を聞く限り、提出書類が細かいところが非常にわかりにくい+労力がかかることでした。
- 提出資料が多いこと
まず、因果関係を認めてもらうために、
接種後からの足取りの証跡をすべて提出してほしい旨を伝えられました。
接種から10月12日の病院に行った履歴~運ばれた病院の記録全て。


大阪市の記入例を例にとってみますが、
まず上記の「医療費・医療手当請求書」「受診証明書(認定前)」をそれぞれ記載しなければなりません。
「医療費・医療手当請求書」は私で記載するのですが、
負担額も自己負担額をどれを見て記載すればいいのかわからなかったり、
医療を受けた日数も本質的に何日かわからないので、
病院に記載してもらうものと合わしたりする作業が必要です。
また「受診証明書」は各病院にて書いてもらわなければなりません。
ここで、運ばれる前の通院の証明書も欲しいとのことなので、
診療所にお願いしに行ったり、入院していた病院に発行を依頼する作業が発生します。
また、証明書はお金がかかります。

これに加えて、ワクチンの接種証明・各検査時の領収書が必要だったり、接種済証のコピーも必要になり、大慌てで探しまくりました。
1番の負担は「診療録(カルテ)等の写し」です。
私の場合重篤な状態だったので、約800枚+CD1枚のカルテ量でした。
カルテ請求にもお金がかかり、私の場合2万円ほどしました。
すべて集めるのに1ヶ月ほどかかりまして、保健所に持って行ったところ、
カルテが多すぎてビックリしていました。
認められないというかほぼ、審議中のものが多く、いつになるかどうなるかわからない状態だが、
中途半端な資料で因果関係を認められないなら、接種後からどう行動してたのか、
どう急変したのかが追える資料を出すべきとのこと。

9月の時点でも4000件以上の受理件数の内、審議中が3000件超えるなど、
先が見えない状態になってます。
ほとんどがアナフィラキシーや重度のアレルギー反応に対しての認定で、
9月に死亡の救済認定がされて計3人の死亡一時金認定になりましたね。
ただ、因果関係が認められた!という事例は9月時点では一件もない状況です。
私の状況
では、申請状況を追っていこうと思いますが、
かなり見にくく、苦労しました。
まず、上記のページ認定審査会のページで、そこの資料を見ると、

画像のように傷病名と判定の一覧が見れます。
ただ、自分にどれが該当するかさっぱりです。
次に探したところは、
ワクチンの副反応検討部会のページです。

資料一部抜粋
各開催回の資料ページには数々の資料が置いてあります。
そこから私が接種したワクチンの報告症例資料や症例経過資料を巡っていきます。。
で色々巡った結果ついに症例経過を発見!


2022(令和4)年3月 18 日の資料に出てました。
確認する限り私の症例でした。
で、追跡調査って感じですね。
が!その後、2022(令和4)年8月5日では


製造販売業者からの副反応疑い報告状況について
スパイクバックス筋注 基礎疾患等及び症例経過(厚生労働省)
(令和4年6月 13 日から令和4年 7 月 10 日報告分まで)
(https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000972964.pdf)の一部抜粋

は!?!?
報告者の協力が得られず、追跡調査不能!?
私は現状も通院して経過観察中ですけど。。
報告症例一覧という資料にはより詳しく状況や評価が記載されてますので、
そっちを追っていきます。

(https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000973392.pdf)を抜粋・加工して作成
ここには詳細が書いてあるので、たぶん私らしき項目を発見!
あぁ、因果関係ないとの判断でしたか。。
専門家の因果関係評価は、
厚生労働省の資料によると、
- α:「ワクチンと症状名との因果関係が否定できないもの」
ワクチン接種が、事象発現の原因となったことが否定できない症例 - β:「ワクチンと症状名との因果関係が認められないもの」
ワクチン接種が、事象発現の原因となったとは認められない症例 - γ:「情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの」
情報が十分でない、使用目的又は方法が適正でない等のためワクチン接種と事象発現との因果関係の評価ができない症例

評価は3段階あり、心筋炎のレベルは5段階に分かれています。
私の症例が上記なら、心筋炎確定であるが、
「情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの」とされてます。
意見にもあるように、心筋炎は普通の風邪でも起こりえるものとの判断です。
ただ、そうであってもそれで一律関係ないと言われると、
どうしようもないですね。。800枚のカルテは、、
あと、なんで追跡調査不能なんでしょうか?
どちらにせよ、たぶん認定下りないのかなと思って諦めます。
ただ、一律「γ」もどうかなと思いますね。
一応、国としても心筋炎・心膜炎を副反応として位置付けているなら、
認めてもいいかと思いますが、そうもいかない感じですね。

報告症例一覧で認められてないのは自身のものとは断定はできませんが、
スパイクバックス筋注 基礎疾患等及び症例経過の資料は、
定期健診の際に担当医にも見てもらい「私のものだと断定」してもらいました。

報告者の協力が得られず、追跡調査不能って記載されてるんですが。。

え?なにこれ?全然知らないな~
と驚いていました。
また、1回目を報告はしたけど、次の報告がどうとかの
「メール・電話」も何もなかったらしいです。
なので、先生に頼んで厚生労働省へ問い合わせてくれるとのことです。
副反応検討部会のお話
副反応検討部会とは
ワクチンの接種及び副反応疑い報告の状況並びに
接種後の健康状況に係る調査等について検討している部会で、1ヶ月ペースで審議されてる場です。
※コロナワクチンに限ったことではないです。
例えば、
私が接種する時はなかったですが、ワクチン接種で心筋炎・心膜炎が副反応として
掲載するかも検討会で審議され正式な副反応のリスクの公表されました。
検討部会ページ
目的のページは以下です。
ただ、厚生労働省の階層がかなり深くて正直わかりにくいです。

例えば、上記検索から厚生労働省HPの新型コロナワクチンについてのページへ。
その後、かなり下スクロールから施設関連情報項目から「審議会・検討会等」をクリックします。

次に、「審議会・検討会等」ページの一番下にある、
「副反応検討部会」をクリック。

でやっとワクチンの副反応検討部会のページにたどり着けました。
ここでは、救済制度のお話でも記載しましたが、
主に、それぞれのワクチンの種類による副反応疑いの報告状況が記載されてます。
昔はファイザーとかモデルナのような会社名表記になっていましたが、
会社名ということが抵抗あったそうで、ワクチン名称ごとに記載されてます。
のような形で記載されてます。
その中でもまたワクチンの種類でわかれているので、膨大な資料になってます。
わかりにくいところ
実際に自身が体験して見るようになりましたが、
資料が膨大であったりするので、公表していても一般の方が見るには難易度が高すぎます。
データベースにして見やすいようにできませんかね。。
大部分は報告症例一覧+症例経過資料です。
2つからの報告状況
ワクチン毎の報告も細かく分かれてますが、
特にわかりづらいのが、以下です。
- 医療機関からの報告
- 製造販売業者からの報告
上記2パターンの報告状況があります。


この違いなんだろう?
と思っていて、探してみると、

とのこと。
ただ、私の今回の追跡調査不能を見ると、医療機関と製造販売企業が密に情報連携とるような
制度になってなさそうですし(そもそも先生が検討部会資料も知らない感じ)、
自身を特定するために、ワクチン接種証明証提出したのを、
ロット番号で検索かけても一向に出てこない状態でした。
そもそもの制度を一本化するだけでも連携不足や重複・漏れ・追跡調査もわかりやすくなるのではないかと、素人ながら考えさせられました。
ちなみに私が掲載されてるっぽいものは製造販売業者からの報告にありました。
病院からの報告がどこにいって、
保健所からあげた報告がどう反映されてるのかはさっぱりわからない状況です。
報告期間での一覧
上記に続き、症例の一覧や経過がすべて一覧になっておらず、
報告期間ベースで記載されてるのも探しにくい要因です。


上記、一覧や症例経過にずら~っと報告事例が一覧になってる資料が毎月出てきます。
見にくいと思うのは、
自身があげた報告がいつになっているのかわからないことや、
報告事例がアップデートされた時はどこにどう記載されるのか?
ということがわからず、毎月一覧を見て探すようにしてますが、
私っぽいのも何個もあったりで、提出した情報がすべて記載されてなかったりで、
特定まで繋げないことや
いつの間にか調査不能になってたのが怖いですね。
当初は一覧で記載されていましたが、報告事例が多くて分けたような議事を見ました。
後追いしやすさや、どれだけの報告事例があるかを
一般の方に見てもらうなら、すべての一覧はあった方が良いと思いましたね。
といっても一般の方が見る前提の資料にはしてないかなと。
確認して感じたこと
第89回厚生科学審議会資料から見てみると、



上記は医療機関からの今までのワクチンの報告件数等が纏められてる資料です。
一方、下記は製造販売業者からの報告件数が纏められてる資料です。



2つに分かれており、見にくいですが、基本総接種回数で割合だしてますね。
医療機関からの副反応報告 35,362件
製造販売業者からの副反応報告 26,363件
合計=6万1725件
(内)医療機関から死亡報告1459件
(内)製造販売業者から死亡報告1844件
となっており、発表されてるのは
総接種回数からの%となっていますが、
計算が接種回数から割るのかが疑問に思ってしまいます。
年齢別・接種回数別、ロット別の資料もありますが、
すべての%が回数別になってますが、
個人的には年代別の接種人数ベースでの割合等の割合も必要かなという印象です。
ただ、回数後に症状現れたり、
接種回数で人数が変わったりで出しにくいとは思いますが、
どれだけの人がワクチンというもののリスクがあったのかを知るには
1人ベースで考えるのも一つの指標かと。
また、報告が2側面からあることで、数値が重複するのか、
別なのかわからないので、本質的な%は私にはわかりません。

一応死亡数は上記らしいので、重複してそう・・
こうなると単純な件数はどれが正式なのか?


ここの副反応報告も上記資料と件数が合わない。1回目・2回目の報告はないものなのか?

う~ん。とにかく見にくい。情報が簡潔ではないですね。
単純に計算できませんが、コロナ死亡数が約0.2%くらいなので、
少ないのかな?と思う印象ですが、
主に高齢者が亡くなっていたので、60代未満でみると、
死亡率は0.08%になります。重症度は0.07%です。
30代までになると、死亡率は0.0009%です。
以下からの単純計算です。
比較的年齢があがるにつれて、症状がでやすいので、
年齢が高い人・高齢者に関してはワクチン効果はありそうですね。
ワクチン接種での実際の健康被害は報告ないものも多数ありますが、
ワクチン接種は一定の効果は得られそうです。
効果があるところにはあると思いますが、若者など現役世代はリスクの選択ができるように、
一律にリスクないというより、年代別の接種人数からの副反応の数値を出すことが、
本当に自身で考えるリスクも選択できるかなということを思います。
副反応報告一覧を見てみると、若者が重症や死亡も多いのが目に付くので、
もう少しわかりやすい情報発信する方が個人的には良いかなと。
心筋炎について




上記は各ワクチン種類ごとの心筋炎・心膜炎疑い報告です。
ワクチンの種類分けずに見ると、以下です。
心筋炎=449件
心膜炎=135件
上記資料にはワクチン毎に年齢別報告も記載されていますが、
リスクに関してはこれもまた、総接種回数からの割合で出されてます。

心筋炎自体は、10万人あたり発症割合が0.02%らしいが、
コロナワクチンとの因果関係というよりかは、
過去の発症人数を年齢別で比較し、その年代の発症割合がワクチン接種に比べてどうか?という
データがあれば比較しやすいですが、そういった年代別のデータは探し切れなかったです。
基本今までの年代別で比べても発症割合が同じなら、ワクチンが原因とも考えにくいですが、
リスクがあるというなら、そういったわかりやすい発信もしてほしいという思いです。
コロナでの心筋炎の発症頻度のほうが高いというのは、心筋炎自体の年代の発症割合と
コロナの年代別の心筋炎発症割合と比較してなのか?とか細かいデータを年代ベースで見ないとわからないと感じました。
例えば、20代126万80325人計算で
20代での心筋炎発症が100人なら= 0.0007%
20代でのワクチン後の心筋炎発症が100人なら = 0.0009%
のようにリスクが結構あがる指標にもなります。
あと何でもアメリカと比べるのもどうなのか?
そもそも体のつくり違いますし、モデルナも日本人体系に合ってなかったのではないのか?と。
現状半分の量になりましたし。
主に接種回数ベースやコロナの発症データを全年齢に当てはめて、比較してるように思えますが、
年代別かつ人数ベースで発症リスクをコロナとコロナ前で比較してほしいという思いはあります。
まとめ
ここまで、コロナワクチン接種~その後までの事実を体験談として記載していきました。
今回は制度や副反応検討部会のお話でしたけど、
とにかく一般の人にはわかりにくいことや、数値がどう結びついてるのか、
わからないという印象です。
ただ単にリスク低いですよ!というものだけ見るのではなく、本当に効果的と自身で感じるために、
こういった部会資料を確認してみても良いかと思います。
それに伴ってワクチン接種を考えるいい機会になるかと。
私の場合は反対でも賛成派でもないですけど、資料を見ることでの事実は知っておいた方が良い印象なので、陰謀論的なものには惑わされないようにしましょう。
体験談という括りでは一旦今回で終わりとなります。
次回は500万の医療費がどう6万くらいになったかという観点で記事にしていこうと思いますので、
引き続きよろしくお願いいたします。
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