こんにちは。tkgです。
前回は、
株式購入での利益仕組みを中心に
メリット・デメリットについて説明させていただきました。
今回は株式が上がったり・下がったりする要因について
記載させていただきます。
前回のまとめより
株価が上下するのは、需要と供給のバランスで決まる！
みんなが欲しい株なら＝株価が上昇
みんながいらない株なら＝株価が低下
上記のように説明させていただきました。
ここには様々な要因によって、
人気になる会社と人気がない会社になることがあります。
株価を動かす要因について
色々な理由はありますが、主には以下です。
個別要因について
個別要因とは会社自体の理由を指します。
この辺りに関しては、なんとなく理解しやすいですね。
なので、業績が上がるにつれて株価が上昇するのは想像つきますね。
業績・ニュース・配当金について
上記株価を例にすると、2022/10/28に
業績で経常利益が過去最高益で上方修正や
11月には来期も大幅増益になる発表からグンと株価は上昇しました。
続いてニュースでは、
企業が新製品を発売！など〇〇するよ！などの
プレスリリース等からの今後の期待で
株価が上昇する形です。
魅力的な発表であればあるほど、
期待され人気になりやすいです。
上記株価を参考にすると、2021/6と2022/9の段階で急騰してるのが見えますね。
これは認知症治療薬のニュースが出たからです！
2021年はアメリカで初めて認知症薬が承認され、急騰。
2022年には新しい認知症薬の有効性が確認されたニュースで急騰。
このように社会的インパクトが強ければ強いほど株価は上昇する傾向にあります。
配当に関しては、
配当を増やすことや株主優待を始めたりすることで株価が上昇します。
上記は増配や優待新設の例ですが、
発表があった時点で、
株価が上昇してるのが見てわかりますね。
ただ、一重に全部あがるとは限りません。
ここで一般的なのが、会社の決算期に利益の中から払う、普通配当や
期末以外で、利益余剰金範囲内で配当する中間配当です。
ここは配当金を継続してもらえることが多く、
利益に伴って、増配や減配に関わってくるところです。
一方、特別配当や記念配当は一回限りということがあるので、
それ目当てに配当金もらって、株を売られることもありますので、
過度に期待しないことです。
また、無くしても減配と捉えられなく、
配当目的に購入するには不安定です。
人気を得るために、会社の利益を減らしてまで配当を出すパフォーマンスもあり、
その後の業績によっては、
普通配当にまで影響が出てきます。
あくまで、配当・株主優待は
会社の利益を株主に還元するという名目なので、
利益が出て配当・優待を出す状態になってることがポイントです。
増収増益⇒優待UP・増配⇒OK！！
減収減益⇒優待UP・増配⇒怖い！！
自社株買いとは？
たまにニュースで
〇〇企業が自社株買いを発表
というのを耳にします。
言葉通り、自らが株を買い集める行為です。
以前株式は資金を集める説明をしましたね。
これとは逆に
自ら＝企業自身が自分の株を買い集める行為となります。
まず自社株買いで自身の株を買い集めるので、
市場全体の株式数は減少します。
購入株は自社で保有or消却するかになります。
株価が上昇する傾向の仕組み
株式数が減ることは、株の希少性が上がり、
値段が上がる傾向になるということです。
よく希少性で価値が上がる
トレーディングカードで例にすると、
100万枚も流通してるカードには価値なんてなく、値段もつかないですよね。
そのカードの大半がこの世から消え去り、
世界に4枚しかないとなれば、、、
それだけで、コレクターが欲しいとなったり、
持ってたら価値が上がると思い持ってたり、
流通した際は値段もどんどん上がっていきますよね。
たまたまそれを持っていたらとなると、
かなりの幸運ケース。
まぁこれは極端な例ですが、
株式も流通量が減ることで、今までもってる人の株式の希少性も上がり、
上昇傾向を見越して買いたい人も増えるので、株価が上がるということです。
こういった株式の上昇が、
買収されない対抗策として実施するメリットがあります。
今まで、100億円あれば買収できたけど、
価値が上がることで、費用が300億円になれば、ちょっと、、となりますよね。
配当金に関しては、
100万株に100円配当で1億円だったところ、
自社株買いを10万株購入で
90万株になれば9千万になり節約になったり、
配当する対象が少なくなったので、
1株辺りの配当を増やすこともあります。
そういった目的があることで、
買いたい人も多くなり、
上昇する傾向となります。
これにより、株主の還元や投資家へのアピールにも繋がりますが、
デメリットもあり、企業の自社株買いした理由を理解しておく必要があります。
デメリットとしては、とにかく株を買い集めるのですから、
必要な現金を用意しなければなりません。
企業としては手持ちの現金が減るので、会社の資本という元手が減少してしまうので、
資金繰りが悪化する恐れがあります。
安定した経営状況でお金を使ってもメリットがあり、
業績もUPできてる企業なら良いですが、
業績と見合わないと見られると、
もってる株式を売ろうという動きが出て、
逆に株価低下の可能性もあります。
また、手元資金が減ったことで、新しい挑戦ができなくなったりもあり、
企業としての成長を妨げる可能性があります。
自社株買いが良いことばかりではなく、
いかに企業が健全かつ安定した経営であるかが重要なので、
その部分を見極めることが1番大切です。
事件・事故
これは企業に関わる事件や事故により
株価が低下する要因です。
ではどのような状況なのかというと
2点ほど例を見ていきましょう
まずはこちらです。
ここの企業パッと見てもわからないと思いますが、
まず、上記の赤い枠を見ると、
1日で145円ほど値を下げてます。
ここはスシローを運営する会社です！
スシローと言えば、迷惑動画で一気に拡散されましたね。
その動画が拡散された時にこれほどの値を下げました。
この動画によって、回転寿司に行きたくないという人も増え、
それがブランドイメージ低下から客足の減少、
企業利益が減少すると見越して、売りも広がる形ですね。
低下は一時とは言え、それが本当に業績に直結するものでは本末転倒な事件です。
続いては、
ベネッセは進研ゼミ・こどもちゃれんじなど
展開する通信教育の大手ですね。
赤枠で囲った部分でかなり下落していますね。
2014年ごろに個人情報流出事件が発生して大きな話題になりました。
人的な流出事件として、記者会見時から大きく値を下げ、
月間で約500円も下げてます。
その後は補填も必要＋利用者の信用不安から顧客数の減少で、
2015、2016年に赤字決算の段階でまた一段と株価が減少しました。
2年ほどで1960円もの株価低下です。
この事件では会社のブランドイメージ低下し、
顧客数の減少で収益性がなくなると見なされ、
決算報告でも表れた状態ですね。
こういった会社の事故・事件では大きな株価の低下を招く要因となります。
まとめ
１番は会社の業績！ということが大切ですが、
会社の様々な要因で株価が上下することが見えたと思います。
当たり前と思われますが、
良い方の発表・ニュース＝株価が上昇
悪い方の発表・ニュース＝株価が低下
するのを基本的に思っておけば良いかと。
気になる企業のニュースは要チェックですね！
今回は会社の理由(内部要因)で株価が上下することを説明しましたので、
次回は環境・情勢等の外部要因について説明させていただきます。
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