こんにちは。tkgです。
前回は、
投資信託のデメリットについて
紹介しました。
今回は投資信託について、
![](https://osusume-all.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/ojisan.png)
どれくらい儲かるの?
![](https://osusume-all.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/obasan.png)
手数料ってどれだけ取られるの?
などの投資信託の利益や手数料について
深掘りしていきます。
前回のおさらい
主なデメリットを
前回紹介しましたが、
1番のポイントである手数料を、
種類や仕組みを交えて紹介しました。
投資信託の価格の仕組み
株式で利益になる場合は、
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/03/20e9e0fab3fac8beac4f5869fc31b5ad.jpg)
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/03/30f8ab1c05a28a455a40254b345e5042.jpg)
例のように1株が上がると、
差額分が利益になる感じでシンプルです。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/0520e415882524ca3d59fd28b9016cd1.jpg)
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/bc1b9294a554ca43d869258df170e49c.jpg)
投資信託の場合、
赤枠の基準価額という部分が、
現在の投資信託の評価価格と
なっています。
![](https://osusume-all.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/ojisan.png)
この価格が株価の値段なの?
![](https://osusume-all.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/obasan.png)
この値段じゃないと買えないの?
など基準というのがわからないですよね。
前回、少額から買える!
と言ってましたが、
価格を見るとかなり高いですよね。
そこで基準価額を詳しく見ていきます。
基準価額とは?
基準価額=1万口あたりの評価額
となります。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/06/d6764f145b16306e84e55bd0706a49b8-150x150.png)
口??評価額??
なので、まず成り立ちから見ていきます。
ここでは手数料などを入れずに
説明していきます。
また1万口あたりで計算する投資信託で説明します。
まず投資信託を販売する時、
口数で募集します。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/0bcd50c32ecf7361cb347f63ad779576.jpg)
基本的に投資信託商品は、
1口1円で販売され、
基準価額とは1万口での価格なので、
1円×1万口で=1万円
からスタートします。
一般的に、
基準価額は1万口の価格で
発表されてます。
購入では、
最低購入の価格設定は様々ですが、
100円から購入可能なところ
が多いです。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/ddeddc810edcf3b19945abe04a42f001.jpg)
このようにお肉屋さんなどの
量り売り例で見ると
わかりやすいのですが、
100g=300円は
1万口=1万円(基準価額)と同義となり、
その中でも○○円分を欲しい!
ような買い方しますよね。
必ず100g単位で
買わないといけない!
ということではなく、
あくまで基準ということです。
なので、1万円の基準の○○円分だけ
購入ということも
可能となってます。
またお肉が次の日
100g=350円
100g=250円
など100g当たりの価格って
変化ありますよね。
投資信託も
1万円からスタートして、
次の日
1万1000円
9000円
になったりと変化していきます。
基準価額の算出方法
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/26eb68d7d028208680ae1f8944ba67d6.jpg)
お肉でいう1gあたりの値段が、
上記で算出されます。
用語は難しそうですが、要は
- 総資産額
⇒商品の中身の評価額などを
合わしたもので、
どれだけ儲かっているかの額 - 受益権総口数
⇒この投資信託を持ってる人の
全て口数を足したもの
ここに、×1万をすると、
証券会社で表記されてる、
基準価額となります。
ここで利益の出方から見てきます。
利益の仕組み
上記の基準価額を例に見ると、
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/b82bbc24cbf0d6ef9fd76c5cfaa77a78.jpg)
こんな感じで商品の募集が集まったとします。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/91817c3a08ad91cd470957996af1668e.jpg)
となると、10万口の募集があり、
10万円の資金が集まります。
※5万口=5万円,3万口=3万円,2万口=2万円
10万円が総資産額で
10万口が受益権総口数なので、
10万円÷10万口=1円
1口あたり1円の商品で
1万口で1万円となりますね。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/f0c9778b4cd4ed1825e174f091768dec.jpg)
みんなからの資金を投資し、
資産が15万円になりました。
※口数は変わらず
15万円÷10万口=1.5
1口1.5円の価値になります!
※基準額は1万5千円です。
となると、
5万口=7万5千円
※5万×1.5
3万口=4万5千円
※3万×1.5
2万口=3万円
※2万×1.5
それぞれ
2万5千円
1万5千円
1万円
の利益になります。
このように運用での資産が増えると、
持ってる口数に応じた金額が
上澄みされるという計算です。
ここでは初期の1円スタートの場合
ですが、
資産が上がっていくと、
1口あたりの値段も増えていくので、
初期は1万円で1万株買えてたのが、
15万になった場合、
1万円で約6,666口しか買えない
計算となります。
購入金額÷基準価格×10,000
分配金を出す場合
投資信託の中には、
分配金というように直接お金を払い出す
商品もあります。
分配金を払った後の、
基準価額の影響を見ていきます。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/5cdf1863007518c95c1ca73b912404f0.jpg)
先ほどの、
10万円の資金が15万円になった場合で、
1万口あたり1000円の分配金出す
とします。
となると資産が14万となり、
基準価額がそれに合わせて下がります。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/1bbb3b4bace4e3ca63ff30a4a56530d2.jpg)
このように配当後の基準価額が
1万4千円に下がっています。
配当後の利益では、
1口1.4円の価値になり
5万口で7,0000円
3万口で4,2000円
2万口で2,8000円
配当金分の利益を足すと、
配当金出す前と同等の利益になります。
一方、
配当金で総資産総額が下がり、
複利の効果を最大限に発揮できないことがあります。
このように投資信託での配当金は
必ずしもメリットになるとは限りません。
売買での基準価額の影響
今までは、
口数が同数の場合を見てましたが、
運用開始後は購入や売却が行われますね。
売買で基準価額に
変動がでるかどうか?
先ほどの10万円の
総資産総額の商品から、
5万円分の購入があった場合。
※1口1円時
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/8f3b7b468a672873f831d1390c77c13e.jpg)
このように総資産総額の増加と並行し、
総口数も増えるので、
基準価額は変わりません。
売却時も同様となります。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/c95f647f37d2d4da1d42a403084b1a05.jpg)
このように売買が
既存の人に影響しないような仕組みに
なっています。
実際の商品の購入金額例
ここで、実際に販売されてる商品を
5000円分買う!となった場合
どれだけ買えるか見ていきましょう。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/image.png)
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/image-2.png)
(SBI・V・S&P500/eMAXIS Slim 国内株式(日経平均))
①の場合は、
5千円÷21,051円×10,000口=
約2,375口購入可能
②の場合は
5千円÷15,068円×10,000口=
約3,318口購入可能
ちなみに総資産総額は商品欄に記載があり、
総口数の計算は
総資産総額÷基準価額×10,000
で確認できるので、
総口数が分かれば、
1口当たりの購入金額も
計算できます。
手数料について
基準価額を見ていき、
利益の出方を理解した上で、
投資信託の手数料について見ていきます。
信託報酬とは?は以下で
解説しています。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/80c5535d13e57c36f72c841117a2df08.jpg)
上記計算式でどれだけ払うか
判明します。
信託報酬は年1回とかでなく、
毎日払う物として
覚えといてください。
どれくらい引かれるの?(具体例)
では毎日どれくらい
手数料を払っているかを
先ほどの商品例で見ていきます。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/b82bbc24cbf0d6ef9fd76c5cfaa77a78.jpg)
1%の手数料を取る場合で、
先ほどの式に当てはめると、
5万口持ってる人
1円×5万口=5万円の保有額があります。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/63213eca73b55cd0efab0df712e2fb4e.jpg)
1日で約1.5円の支払いがあり、
年間で550円を支払います。
3万口持ってる人
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/04b6aa4f67d4079b6a09cefcc9cd8825.jpg)
1日で約0.9円の支払いがあり、
年間で330円を支払います。
2万口持ってる人
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/image-3.png)
1日で約0.6円の支払いがあり、
年間で220円を支払います。
このように保有額によって手数料が変わってきます。
![](https://osusume-all.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/doya-man.png)
意外に安いな!
このような状態では
安いように感じますが、
長期間で資産も増えていくので、
資産が増えた時を見てみましょう!
資産が増えた場合
1万円の時に5万円持っていた人が、
100万円分購入したとしましょう。
基準価額が2万円になったとします。
保有額は
105万口×(2万÷1万口)で
210万の保有額となります。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/image-4.png)
1日約63円の支払いで、
年間23100円の
手数料を支払うことになります。
このように資産保有額が
多くなるにつれて、
手数料も上がっていくので、
いかに手数料を抑えるかがポイントとなります。
手数料と基準価額の関係
今までは、
手数料を考えない説明でしたが、
基準価額はこの信託報酬等の費用が
差し引かれた形で決定します。
資産総額から信託報酬を
差し引きます。
ここでは極端な例として、
集めた資金を何もしない場合では、
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/f1c13389ba126ea6e38842966b5fcebc.jpg)
このように何もしなければ、
総資産総額が徐々に目減りします。
- 10万円で10万口の場合
基準価額は1万円 - 9万9000円になった場合
基準価額は9,900円 - 9万9000円になった場合
基準価額は9,800円
という風にどんどん基準価額は
下落します。
資金集めて
手数料だけ取るのはないですが、
投資が成功しようがしまいが、
一定の手数料が取られるというのが
ポイントです。
手数料が高い場合は
リターンより手数料の方が多い、
いわゆる手数料負けというものも
ありますので、
手数料の関係は重視してください。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/10/4ffb936e3b1e0b715b73c264736597d6.jpg)
このように管理費用率と
総資産総額で概算費用が
見れるようになっており、
自身が何にどれだけ費用が掛かっているか
確認できます。
信託報酬は継続して
取られるものなので、
何回でも言いますが、
いかに手数料を安くしていくか!が
重要になっています。
今回は投資信託の利益や
手数料の関係を
記載させていただきました。
利益ってこんな感じで出るんだ!
手数料ってこれだけかかるんだ!
ってイメージしてもらえれば、
商品の選び方の参考になるかと。
次回は、
手数料の違いはどう出るか?
という観点で、
- インデックスファンド
- アクティブファンド
上記の違いを説明していきます。
コメント