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【投資入門⑥】月約3万から始めれる投資(株式投資のメリット・デメリットとは?)

投資

こんにちは。tkgです。

前回は、

株式会社・株式とは?という基本的なところを紹介させていただきました。

今回は株式投資の観点から、

メリット・デメリットを紹介させていただきます。

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メリット

早速、主なメリットを挙げると以下です。

株式投資のメリット
  • 大きな利益形成が1番しやすい
  • 株主優待がある(主に日本のみ)

投資という観点では、

経営に参加とか細かい部分省いています。

では株式投資での利益形成はどういったものがあるのでしょう?

株式で利益を出す方法?

利益形成の方法
  • 値上がり益で利益を出す
  • 株式配当で利益を出す

ズバリ!上記の2点にて利益を出していきます。

値上がり益

これは前回の記事でも触れましたが、

株式購入イメージ図

まずはお金を出して会社の株を購入しますね。

ちなみに、

ここの、券!といった紙自体は今やもうないです。

昔は株購入=株券というものが発行されていましたが、

平成21年(2009年)1月5日の上場株券の電子化により、

すべての上場会社は株券を発行しないようになってます。

なので、株をもってるよ!というデータのみでやり取りされます

保有株のデータイメージ

スマホゲームでの電子データみたいなイメージですね。

まずは購入イメージを図にすると以下です。

株購入イメージ

ある会社では1株を1000円で売り出しています。

その株式を100株購入で100万円の支払いをしました。

現金は-100万円ですが、

株式は+100万円で

プラスマイナスゼロの状態です。

手数料や税金に関しては考慮してないです。

その後、

会社が頑張り、業績もUP!

それに伴い、株価も2000円に!

ちなみに、業績UPが株価のUPに繋がることは必ずしもイコールにならないこともあります。

環境は外的要因に左右されることでも株価が上下されたりします。

成長しそう!とか情勢的にここは買いだ!とかでUPしたりもします。

ただ、売上も良く会社が上手く成長出来ていれば自然と株価はUPしますね。

株売却イメージ

2000円になったので、売却すると、

単純計算で100万円分の利益が出ますね!

ここでは手数料や税金に関しては考慮してないです。

こういった

値上がり時に売却して利益を得ることが、

キャピタルゲインということです!

逆に値下がり時に売却して損失するのを、

キャピタルロスというらしいです。

なんか必殺技みたいでカッコイイですね~

まぁ値上がりした時に売るって行為はわかりやすいと思います。

Q
株価ってどうやって決まるんですか?
A

需要と供給のバランスによって決まります。

株の発行上限数があるので、

上図のように買いたい!という人が多ければ、

株価は上昇し、

売りたい!という人が多ければ、

株価は下がる形です。

これが需要と供給のバランスです!

オークションみたいに人気なものは

値段も上がり、

人気ない物は

値段を下げるみたいなイメージですね。

では需要と供給の状況を見るには?

それは板情報というものです。

例として銘柄載せてますが、左右に数字が書かれてるのが、

板情報というものであり、

売りたい人!買いたい人!の気配がわかるものです。

この辺りは難しいですけど、ようは

どれほど順番待ちがあるかを確認することができます

株式の注文は、買いたい人と売りたい人の株価と数量が合致することで取引されます

上図では980円(5100株買いたい)と

981円(6万3800株売りたい)だと、

需要と供給のバランスおかしいですよね。

981円でしか売らないぞ!

980円以上は買わない!

う~ん。買えないな~

981円で買おう!

981円に値段上げよう。

やった!売れた!

みたいな形で、注文数を合わすことで、

売買され、

注文した順に購入していき、

6万3800株がなくなれば、

次の提示額(681.1円)の

売りたい人(17万2200株)の順番に並び、

そういったことが繰り返されます。

現状どの位置にいるかが、

現在の株価となります

逆も同じで売りたいけど売れないなぁ~となれば値段下げたり、

並んでる価格でいいや!と思って売り注文が入れば取引されます。

たまに株式のニュースで買い気配・売り気配の言葉の意味は、

どちらに需要が多いかを意味し、

買いたい人が多ければ(買い気配)、株価は上がる傾向で、

売りたい人が多ければ(売り気配)、株価は下がる傾向になります。

この辺りは難しいので、いまは細かいところまではしませんが、

成行注文や見せ板等で必ずしも正確ではなくなることもあります

こういったバランスが取引時には秒刻みで変化していってます。

こういったトレーダーも秒刻みでチャートや板を追って売り買いしてますね。

Q
株式の売り切れってないのですか?
A

上記で説明したように、需要と供給バランスがあるので

売り切れることはない

誰も買わないなら値段は安くなりますし、

希少なら値段は高くなりますので売り切れることはないです。(金とかと似てますね)

売買も盛んなので、市場に株式も流通しやすいですし。

株式配当

配当とは?

会社が得た利益の一部を株主に支払うものです。

お礼という形で、1株単位で配当金が決められます。

わざわざ配当出さなくてもいいのでは?

これは会社が魅力的な対象と見られる1つの手法で、

会社にとっては応援してくれるファンが欲しいのです

前回でも記載しましたが、

上場するメリットには社会的信用や資金調達を容易にする目的があります。

ファンが増え、いっぱい株式を買ってくれることで、

株価が高くなり、その結果、

資金調達もしやすかったり

買収の標的になりにくく、経営が安定するメリットにもなります

すぐにポイされると、株価価格も不安定になり、安定した経営に支障が出ます。

配当金の確認は四季報等で確認できます。

上図のように

三菱UFJでは年間で1株あたり32円貰える形です。

1万株持っていると、年間32万ほどの配当が貰えます。

手数料や税金に関しては考慮してないです。

大体の上場企業は配当金制度が導入され、

配当回数や時期については各社それぞれです。

このように

資産を保有していることで得られる収入のことを、

インカムゲインということです!

身近では、銀行の利息もそうですし、

家賃収入もインカムゲインとなります。

こういった何もせずに定期的な収益を発生させることで、

不労所得(働かずに収入を得る)として扱われるケースが多いです。

働かずは理想的ですね~

また配当には配当利回りというものがあり、

株価に対しての配当金のお得度を測るものです。

このような値段で出されてもピンとこないですね。

多い方がお得!となりますが、あくまで株価からの配当割合がどれだけある?

というところがポイントです。

計算式は以下となります。

配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金額÷1株購入価額×100

で上図を見てみると、

①は3%ほどの利回りがあり、

②は0.65%ほどなので、

配当金のみでは①の方がお得です。

ここまで、株式で利益を得る方法は?で

値上がり益と配当金について説明しましたが、

ここにはリスクも孕んでますので、そこはデメリット項目で説明させていただきます。

株主優待制度

こちらは配当金と同じような形ですが、

現金で!という形ではなく、持ち株数に応じて自社製品や金券類を株主にプレゼントする制度です。

株主優待は海外でもあるところはありますが、

主に日本が盛んな制度で、

導入企業も上場企業約3700社中1400社超の約4割ほどが導入されてる制度です。

自社製品の宣伝という一方で、

カタログギフトや金券などファンを増やすために様々なバリエーションが増えています。

主な獲得条件
  • 一定数の株を所持
  • 株の保有年数

主に株主優待をもらう時は、

株の保有数によって、

特典が変わってきたりすることが多く、

長く株を持ってる人に

特典を付けるような企業もあります。

中には一定数の保有数のみで

優待を受けれ、

年数や保有株を上げても特に優待の特典がないところもあります。

人気なところは、

飲食業界など、食事券や食品優待を実施してる企業です。

優待に関してはネット検索や四季報でも確認できます。

以下で優待例を見ていきましょう。

飲食優待

飲食券の人気なのを見てみると、上図のような感じです。

すかいらーくはガスト等で使える金券カードが貰え、

保有株数に応じて、年二回で飲食割引カードが貰えます。

160万くらい必要ですが、1000株持っていると、年3万4000円分です!

楽天証券アプリより:2023/3/10時点

優待があるところでも、配当金としてのインカムゲインがありますので、

優待+インカムゲインが狙えます

マクドナルドも同様に、年二回で保有株に応じて、

無料チケットを貰え、

500株以上で最高優待が受けられ、

毎年60食分のセットが貰える計算です。

長期保有特典優待

長期保有特典で見ると、

KDDIではカタログギフトの金額が増えるようになっていますね。

イオンでは買物金額に対して保有数によって返金できる制度の他に、

長期保有の特典としてギフトカードを贈呈する優待があり、充実してますね。

こういったように、各社様々な優待を展開しているので、

応援する上では購入しやすい形ですね。

値上がり益も1つの資産形成ですが、

配当金のインカムゲイン+株主優待特典は長期保有目的で、

値上がり益よりも安定した収支の成果になります

自身の良く使う企業で株主優待目的で購入してみるのも1つの手かと思います。

ただ、株主優待を充実させることは、企業の利益への圧迫にもなりえるので、

どちらが良いということは推し量れないかと思います。

また、優待制度にもリスクがあるので、そこはデメリット部分で説明します。

株式投資での利益のまとめ

ここまで、

値上がり益(キャピタルゲイン)

配当(インカムゲイン)

株主優待

の三点によって、株式を取得してどう自身の利益に繋げていくかを説明してきました。

一番は投資する会社の業績も良く安定してるところを探すことが利益に還元されますが、

どういったことにメリットを持っていくかで株を購入する手法も変わってきます。

主な特徴として、

キャピタルゲインを狙う方法は

中・短期的に売買される傾向+1番利益率も良い反面、

経営状況も良く、かつ値上がりする会社を見つける知識も必要です。

1株500円の株が1000円になった!となれば、

それだけで利益も二倍になり、案外そうゆう結果も良くありますので。

インカムゲインや優待を狙う方法は

中・長期保有によって、

安定した利益を形成できる反面、

値上がりで売るには売りにくく、かつキャピタルゲイン方式の株式より、

値上がり率は少ない傾向にあります。

自身がどこで利益を確保するかは人それぞれの状況によりますが、

そこにはデメリットも存在しますので、以下にてデメリットも記載していきます。

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デメリット

株式投資のデメリット
  • 業績や情勢を読む知識が必要
  • 購入単価が高く、購入も限られる
  • 利益幅が大きい傾向
  • 会社の業績でメリットがなくなる

知識

株式は業績UPしてるにつれてUPしていくとは限らないと説明しましたね。

長期的に見て、ずっと業績UPしていけばその分利益に繋がりますが、

UPし続けるのも難しいですよね。

また、環境や情勢によっても人々の思惑や思い込みによって、

買われたり・売られたりもするので、

決算表や情勢や傾向を読む知識が必要になります。

なので、初心者にとってはハードルが高い投資方法かと思います。

次ここ上がるよね!

ここは今買いだわ!

とかは初心者ではわからないですよね。

それこそキャピタルゲインを狙う目的で、なんとなくとなると、

それはギャンブル要素の投資になってきます。

購入単価

また、株式取得に関してですが、

日本の最低購入単価は基本的に100株から。

例えば、

上記は有名企業ですよね!

ソニーやユニクロ好きだから

株買おう!

となったら、最低でソニーで約120万円から、

ファーストリテイリングなら約290万円が必要になってきます。

なので、相応の元手がないと買えない部分もあります。

1000円でも10万なので、株価×100株が必要な資金と考えてください。

購入資金がある程度いるので、

これから伸びそうな業界・会社に投資しようと思っても、

資産によっては限られた部分にしか投資できなかったりします

利益幅が大きい

利益に関しては、株価が高い+保有数が多いほど上下する値幅が大きく、

損失や利益も大きくなります。

上記、ファーストリテイリングを例にすると、

  • 100株持ってる場合

今日の下がりが250円だったので、それを計算すると、

1日で2万5000円の損失です。

これが明日には上がる?下がる?

今後は?となり、

なんとなくで持って、どんどん下がった場合はかなりの損失にもなりえます。

上がった時は

もっと上がるかも!

その後どんどん下がっていくとかよくある経験です。

なので、損切りや利益確定も

知識なく実践しづらい投資です。

また、最悪のケースでは倒産!ということが考えられます。

その場合は、持ってる株式は紙切れ同然となってしまいます

こういった場合は最悪のケースですが、

何も知らずにほったらかしという方法では出来にくい投資で、

定期的に自身の会社の状況を注視しておかないといけません。

会社の業績に左右される

利益を貰う手法で値上がり・配当・優待を説明しましたが、

これらはずっと安泰でしょうか?

値上がりは上記の説明で上下することはわかりますが、

配当や優待はどうでしょう?

安泰ではないです。

業績によっては、配当が減らされたり、

優待の縮小がざらにあります。

逆もしかりですが。

今まで、生活基盤として、

配当が月40万で暮らしてます!

となった場合、1社が来期は配当なくします!となれば、

それだけで不安定にもなりますし、

優待目的だけで購入していた会社が

優待なくします!と言えば、

それだけで目的ない株にもなってしまいます。(下記参考銘柄は優待廃止例)

楽天証券アプリより:オリックス株の優待情報(2023/3/10)

優待廃止は優待を他に回したりするので、

ダメというわけではないですが、

目的が配当や優待なら無くなる・減ることも覚悟しておかないといけないです。

そういった情報は各会社の決算資料にも出てきますが、

特に配当金を下げたりするのは、

業績が悪化していたりする場合に多い傾向となります。

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まとめ

株式投資には一定の知識が必要かつ元手もいることが分かったかと思います。

ただ、株式への投資は投資家の中では1番有名かつ、利益をあげれる手法として、

一般的な投資方法となります。

会社を見る!相場を見る!力を養ったうえで、

投資に慣れた上で、少額からで株式にも目を向けていければ良いかと思います。

まだまだ、若い会社や原石になる会社も無数にあり、

そこの株式は少額から購入することもできます。

それが将来何十倍にもなれば、それだけで資産も増えるので、

一種の夢のあるものでもあります。

例えば、マイクロソフトに10年前に100万円投資していたら??

マイクロソフトの当時の株価は約28ドル(2013/3/1)でした。

当時のレート約93円計算で約2600円くらい。

現在は約255ドル(2023/3/10)なので、約1千334万円になってる計算です。

このようにこれから伸びる企業を探すという楽しさもあったり、

経済の勉強に繋がるので、初心者向けではありませんが、

株式というものに興味を抱くことは必要かと思います。

次回は株価が動く要因ってどんなものがある?

というところを紹介させていただきます。

ちなみに、

金利!金利!というところが話題のあの金利も株価を動かす大きい要因です。

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当サイトの運営者。
普段はIT系で運用保守のお仕事してます。
趣味でブログを始めるにあたって、
家電・ガジェット・機械・お金の話など、ジャンルに囚われずに筆者自身、または周りが経験したものを紹介やレビューしていきます。

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