こんにちは。tkgです。
前回までは、
様々な要因によって株価が変わることを
説明させていただきました。
今回は、
株式のことを分かった上で、
日本とアメリカの株式投資の主な違いを
説明させていただきます。
株式投資の主な違い
購入単価
まず購入単価という、
![](https://osusume-all.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
最低〇〇株から購入できます!
以下の購入数が日本とアメリカの違いです。
- 日本は基本、100株単位
- アメリカは1株から購入可能
日本では、
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/05/81a1354a43453fa96092ebfc40a1c9dd-1024x876.jpg)
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/05/f1062d2717555e3fb8c2a6b2e55754e7-1024x884.jpg)
上記を見ると、「単元株式 100」の記載が
ありますね。
これは、100株単位でしか買えないですよ
とのことです。
で、上の数字が1株の値段(株価)です。
となると、
UFJでは9万4570円
ソニーでは137万2000円
が最低必要になってきます。
株価×100株=購入代金
となります。
100株以上でも101株とか153株みたいな
こともできません。
100株以上買うなら200,300、、、と
100株単位での購入となります。
売る時も同様100株単位です。
なので、90株や153株など
好きなように購入できます。
株価×購入株数=購入代金
となります。
売る際も決まりはありません。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/05/51af2b44d0dbe3757adf43ac1943a31d-1024x608.jpg)
例にすると1株約175ドル購入で、
Appleの株主になれます。
アメリカ株購入はドルで購入となります。
なのでドルを所持していなければ、
日本円をドルに変換する必要があるので、
為替レートで必要な円が変わってきます。
このように日本株は基本的に
100株単位での購入なので、
元手が多く必要な一方、
アメリカ株は比較的少額から購入可能と
なってます。
日本でも小額から株式取得できる、
という投資手法もありますが、
優待や議決権がなかったり、
購入できる証券会社・銘柄も
決められてたり、
手数料が高くなったりしますので、
株式投資のメリットをMAXで受けれないこともあります。
値幅
これは1日で株価がどれだけ値動きするか
のことです。
例えば、
1000円の株が1日で1万円
1万円の株が1日で1000円
というような値動きです。
1日の値幅は、
日本では制限あり
アメリカでは制限なし
です。
これは1000円が10万円、10万円が1000円
というような
めちゃくちゃ値動きをSTOPする制度です。
あまりにも値幅が凄いと、マイナスの時は
かなりの損失になりますよね。
なので日本には、投資家を守るために
- ストップ安
- ストップ高
という1日の変動できる
上限と下限を決めた制度があります。
ではどう上限・下限が決まるのかというと、
前日の終値又は最終気配値段を基準として値幅が決まります。
気配値段とかは覚えなくても良いですが、
取引最後に出された注文で売買が
成立されなかったもののイメージですが、
(需要と供給のバランスが合わないことで)
なんとなく終値が基準になるなぁと思ってもらえれば。
基準値段 | 制限値幅 |
100円未満 | 上下30円 |
200円未満 | 50円 |
500円未満 | 80円 |
700円未満 | 100円 |
1000円未満 | 150円 |
1,500円未満 | 300円 |
2,000円未満 | 400円 |
3,000円未満 | 500円 |
後もあるので、値幅を見たいなら以下で。
値幅は基準価格で決まっており、
例えば1株1000円のものは、
その日高くても1300円まで、
安くても700円までとなっています。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/05/42266d56552aff2178644e4b99ba868c.jpg)
このようにどれだけ高く(安く)なっても、
その日はそこまでになるイメージです。
また別途、以下のものがあります。
- ストップ高(安)となり、
かつ、ストップ配分も行われず売買高が0株 - 売買高が0株のまま
午後立会終了を迎え、
午後立会終了時に限り
ストップ高(安)で売買が
成立し、かつ、
ストップ高(安)に
買(売)呼値の残数あり
簡単にいうと2営業日連続で、
ストップ高(安)になる場合
値幅制限が拡大し、
3営業日目は値幅制限が4倍になる制度。
1000円株を例にすると、
1日目1300円(ストップ高)、
2日目1600円(ストップ高)、
3日目は4倍の値幅になり、
本来ストップ高になると、
2000円でストップ高だが、
3200円がストップ高になります。
まぁこのように市場の混乱を抑える制度が
日本にはあるということです。
これがないので青天井です。。
上限ない値幅を
最近の具体的な例で見ると、
ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズが良い例かと。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/05/FCNCA-562x1024.jpg)
3/27日で値がビックリするぐらい伸びてるのが見て取れますね。
3/26の終値が約582ドルなのに
3/27は最終、約895ドルになりました。
その差なんと、313ドルです!
日本円レート約138円(5/19時点)で
見ると、
約4万3402円が
1日で動いたことになります。
日本の値幅では価格から見ると、
1万円の上下制限ですが、
遥かに上回るものになってますね。
ちなみにこの値動きは、
経営破綻したシリコンバレー銀行の
預金などを米連邦預金保険公社から
取得することが材料視されたことが
原因です。
このようにアメリカ株の値幅の制限がなく、
1日の内に急騰で大きな利益を得られる一方、
急落で資産がなくなってしまう恐れもあり、
ある程度のリスクがあります。
その他の違い
配当重視
アメリカの企業は株主の還元を
重要視する傾向があり、
配当志向が強い傾向にあります。
配当回数も日本なら1~2回が多く、
アメリカは年4回配当の物が多いです。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/05/3101f632183611071b37ded14b617b32-942x1024.jpg)
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/05/ATT-930x1024.jpg)
1ドル138円(2023/5/20現在)
JNJは1株158ドル(21815円)で、
約1株当たり4.76ドル(657円)の配当金や
Tでは1株16ドル(2209円)で、
約1株当たり1.11ドル(153円)の配当金など、
株式価格の配当金割合(配当利回り)が
日本より高い傾向に。
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/05/6a9bf3ce23b009f5d6a1f3cb360ee813-554x1024.jpg)
このようにランキングにしても6~8%ですが、
![](https://osusume-all.com/wp-content/uploads/2023/05/eb3a15c50feac78734f266ce4fbfe60b-567x1024.jpg)
これも一時的なものも多いが、
日本と比べると破格な%になってます。
配当利回りが良いところが多く見えるが、一時配当や配当金が安定的に入ってこない場合もあるので注意を。
ただ、株主優待がない一方、
配当金で還元する傾向が強いのが特徴です
安定的で堅実なところで
配当金が2~3%の利回りのところも
多くあります。
取引時間
これは時差の問題になってきますが、
- 日本なら
9:00~11:30,12:30~15:00 - アメリカなら
【冬時間】
23:30~翌6:00
【夏時間】
22:30~翌5:00
のように日本の夜中に市場が開いてる形です。
なので、デイトレードなど値幅が凄い時の
売り買いは注意です。
寝てる間に大暴落して起きたら気づいたということもありえます。
細かい部分をいえばもっとあると思いますが、
主な違いを紹介させていただきました。
株取引はリスクや初心者には
難しい傾向なので、
やるなら日本株からになるかと思います。
ただ、相場や業績を読んだりすることは
かなり大変かと思います。
そこで初心者向けでもある投資信託について、
次回以降で紹介させていただこうと思います。
コメント