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【投資入門⑬】月約3万から始めれる投資(アクティブファンドと指数について)

投資

こんにちは。tkgです。

前回は、

投資信託の利益と手数料について

紹介しました。

投資信託の中で、

基本的に以下の2つの商品があります。

  • アクティブファンド
  • インデックスファンド

今回は、

アクティブファンド

について紹介させていただきます。

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前回のおさらい

  • 基準価額が投資信託の価格基準
  • 基準価額が利益に影響
  • 手数料は毎日引かれる
  • 購入口数が多いと
    手数料も多くとられる

投資信託は

口数と基準価額によって、

実際の例でどれだけ利益になるかを説明し、

手数料の高低で取られるお金の違いを
実例として紹介しました。

手数料は大事!

何度も上記のことを言いましたが、

では実際の投資信託(ファンド)で

手数料の高いもの安いものが
どういう違いがあるかを

紹介していきます。

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手数料の違い

ここで良く聞くのが、

インデックスファンドは安い

アクティブファンドは高い

インデックスファンド?

アクティブファンド?

となんか横文字出てきましたね。。

ファンド=投資信託ですが、

インデックスは「??」で

アクティブはなんか行動的なイメージですね。

行動的なんです!

文字通り、

アクティブは行動的なので、

今回はアクティブファンドについて

なぜ高くてどんな特徴があるのか説明します。

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アクティブファンドとは

投資対象としている銘柄に関して
割安・割高等を判断し、
ベンチマークを超える運用成績を
目指すこと

日本取引所グループ(用語集)より

とまぁこのような表記がありますが、

簡単に言うと、

プロ集団が、

「これ上昇するから買い!」

「これは下がりそうだから売り!」

みたいに独自の判断や見通しを基づき、

利益を上げる投資信託のことです。

このように運用会社の独自ルールに基づいて、

利益を上げよう!というイメージです。

メリット

主なメリット
  • 高い利益を狙うことができる
  • 種類が豊富にある(テーマごとの商品)

メリットとして、

安い時に投資したりと、プロ目線で今後
上がりそうなどの将来性を見て購入するので、

それが成功すれば、
その分のリターンも大きくなります

また、AI・自動運転・環境など、

テーマに沿った商品もあるので、

自身の興味ある分野の投資も可能です。
詳しくは後述

デメリット

主なデメリット
  • ファンドの腕次第
  • 手数料が高い
  • 長期投資には向かない

一方でデメリットとしては、

リターンが大きい一方でマイナスも大きく、

ファンドの腕次第なので、

ことごとく失敗で大きなマイナスになることも
※リスクが大きい

また、プロ集団が

銘柄の売り買い・情報収集を

積極的に行うので、

手数料が高めに設定されてます。

長期投資には向かない?

前回で手数料の話をしましたが、

手数料が高くなると、

手数料以上のリターン

維持できるのかという問題があります。

1年目はかなり良くても、

2年目で下がり、、

3年目で下がり、、、

でも手数料は一緒となると、
トータルでマイナスリスクもあります

テーマに沿った商品はどうでしょう?

AIや自動運転を20年間持ち続けるとして、

20年後は時代遅れの技術になる
場合もあります

しかもテーマ型なので
リスク分散ということができません。

このようにメリットより、

デメリットが多い商品でもあります。

アクティブ商品の主な特徴

ベンチマークと記載がありましたが、

これは市場や指数のことを指します。
指数に関しては後述

有名どころでは、

日経平均株価やTOPIXなどあります。

これを常に上回るリターンを目指すのが1つの特徴です。

イメージとしては上図のように、

常に市場平均を上回ることを目的としてます。

ただ、必ずしも運用する際に

目標とする基準があるとは限らず、

独自手法で実施するファンドもあります

ファンドの種類は様々ですが、

  • グロース型
    成長株に投資
  • バリュー型
    割安な掘り出し物に投資
  • テーマ型
    あるテーマに沿ったものに投資

主に上記の形があります。

商品例

ひふみプラス

日本株投資で有名な商品。

特徴にあるように
バリュー株投資が中心なファンドです。

また、市場や指数(ベンチマーク)の基準は
ない商品です。

ひふみプラス目論見書より(2023/6/17版)

運用管理費用は、

最大で1.078%になってます。

大和住銀DC海外株式アクティブファンド
DC海外株式アクティブファンド目論見書より(2023/9/12版)

このように代表的な指数を基準として、

それを上回る成果を目指す商品もあります。

DC海外株式アクティブファンド目論見書より(2023/9/12版)

運用管理費は、

1.782%となってます。

テーマ型

イノベーション・インデックス・AIという

AI関連の企業に投資するファンドです。

STOXXグローバルAIインデックス指数を
基準にしてます。

eMAXISNeo 宇宙開発という

宇宙開発関連に投資するファンドです。

S&P Kensho Space Index指数を
基準にしてます。

運用管理費用
  • イノベーション・インデックス・AI
    年率0.8195%
  • eMAXISNeo 宇宙開発
    年率0.792%

テーマ型はこのように、

様々なテーマに沿った投資があります。

色々なテーマの商品があるので、

気になるなら以下のページで、

テーマごとの商品が纏められてるので、

おススメです。

指数について

今まで出てきたワードで、

日経平均株価やTOPIX、

STOXXグローバルAIインデックス指数

S&P Kensho Space Index指数

などの単語が出てきましたが、

?????

だと思いますので、

ここでは
主に株価指数について触れていきます。

株価指数とは?

市場の値動きをあらわす指標のこと

主な特徴
  • ある一定のルールに基づいて
    選出された銘柄群
  • 一定の計算式で総合的に判断
  • 投資家が相場を確認するための
    ものさし

このように指数とは、

市場全体の「ものさし」となるもので、

各会社が色んな基準の元に
指数作っていたりして、

世界中で無数に指数が存在します

インデックスファンドでも触れますが、

指数も信頼ある指数等の人気があります

その指数が本当に市場を
反映したものになっているか?

一部に偏りすぎてないか?

企業が固定されていないか?

などが見られ、その指数のルールが

とても良いものであれば、

その指数の通りに投資してるような
ファンドにも人気が集まります。

ではここから、

有名どころの指数を簡単に紹介していきます。

日経平均株価(日経225)

日本経済新聞社が

日本の主要225社の株価指数を数値化
したもの。

主な特徴
  • 「プライム市場」の銘柄の中から225社を選定
  • 225銘柄の平均株価を指数化
  • 選定基準は「取引の活発性」と
    業種間のバランス
  • 構成は年2回の見直し(最大3銘柄)

基本的には以下が算出方法です。

株価の合計÷225=日経平均株価

合計で単純に計算できないこともあり、

株価変動の影響や株式分割とかで計算が
おかしくならないような

計算方法をしてますが、

まぁそんなことは覚えなくても良いです。

なんとなく日本の株式市場全体の
大まかな値動きを把握でき、

日本の大企業の動向がわかるイメージ
でいいです。

主な影響

株価水準が高い銘柄の影響を受けやすい

日経が上がれば、多くの企業の株価も

上がってる見方もできますが、

一方で株価が高いものが下落すると、

多くの企業株価が上がってるのにも関わらず、

日経平均株価は下がるという現象が
起こります。

2023/11/10の

日本市場では値上がりした企業も
多くありましたが、

日経平均株価では、

ソフトバンクとファーストリテイリングの
2銘柄で約126円分押し下げ、

日経平均株価自体はマイナスとなってます。

東証株価指数(TOPIX)

株式会社JPX総研が算出・公表してる指数

主な特徴
  • 東京証券取引所に上場する
    全銘柄が原則対象
  • 約2000以上の銘柄
  • 銘柄の時価総額を指数化

日経平均株価の他に重視されてるのが、

TOPIXという指数です。

これは市場の原則すべての銘柄が対象なので、

より日本の全体の動きが反映されるものです。

日経平均株価との大きい違いは

数値化するのが株価と時価総額違いです。

簡単に言うと、

いっぱい株価を発行してて、
その値段も高ければ、

時価総額も多くなるイメージです。(大型株)

1000円で10株発行なら=1万円

1000円で100株発行なら=10万円

で後者の方が時価総額は大きいです。

計算の難しい方法は覚えなくても良いですが、

時価総額に対して値動きするイメージです。

主な影響

時価総額が高い銘柄の影響を受けやすい

TOP5
(2023/10時点)
日経平均TOPIX
1ファーストリテイリングトヨタ自動車
2東京エレクトロンソニーグループ
3ソフトバンクグループ三菱UFJフィナンシャル・グループ
4アドバンテスト日本電信電話
5KDDIキーエンス
構成比率

このように日経平均とTOPIXの

構成比率は違ってきます。

日経平均よりは1つの株価の影響は少なく

より市場全体を表した数値になる傾向です。

https://www.am-one.co.jp/warashibe/article/chiehako-20230913-1.htmlより

日経との比較では、
短期的な値動きの違いはありますが、

長期的にみるとほぼ同じような値動きで推移
してます。

ダウ工業株30種平均(米国)

米ダウ・ジョーンズ社が算出・公表してる
株価指数です。

主な特徴
  • 米国で影響力がある主要な30銘柄
    により構成
  • 日経同様、株価合計を指数化
  • 世界で最も歴史の古い株価指数

工業株という文字がありますが、

現在は工業株に関わらず選定されてます。

主な選定基準
  • 持続的に成長しており知名度がある
  • 投資家の高い関心のある企業
  • 米国で設立し米国に本社がある

等で選出され、

米国に特化した指数になってます。

各時代を代表する企業が採用され、

情勢の変化によって銘柄が入れ替えられます。

アップルアムジェン
アメリカンエクスプレスボーイング
キャタピラーセールスフォース
シスコシステムズシェブロン
ウォルトディズニーダウ
ゴールドマンサックスホームデポ
ハネウェルインターナショナルIBM
インテルジョンソンエンドジョンソン
JPモルガンコカ・コーラ
マクドナルド3M
メルクマイクロソフト
ナイキP&G
トラベラーズユナイテッドヘルス
VISAベライゾンコミュニケーションズ
ウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスウォールマート
2023/11/11現在の構成銘柄(一部略称表示)

このように一度でも誰もが聞いたことがある
企業が入ってたりしますね。

成長企業が多いので、指数は伸びやすく、

安定感のあるものです。

BloombergのNYダウチャート(2023/11/11)

日経平均同様、株価での平均なので、

株価が高い銘柄に左右されやすく、

市場全体を反映できているかというと、

30銘柄なのでそうでもないという印象です。

S&P500(米国)

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社
によって

毎日算出・公表されている指数。

主な特徴
  • 米国株式市場を代表する
    優良企業500銘柄で構成
    (小型株を除く)
  • 銘柄の時価総額を指数化
  • 米国株式時価総額の約87%をカバー

何かと人気で本シリーズでも

なにかと出てくる指数がS&P500となります。

こちらもアメリカを代表する指数で、

米国市場の全体の相場を
把握するために用いられます。

主な選定基準
  • 時価総額が82億ドル以上
  • 浮動株時価総額が41億ドル以上
    (50%以上)
  • 四半期連続で黒字利益

など選定基準が厳格で、

構成銘柄も年4回見直しされます。

なので、米国企業で

成長続ける信頼できる指標として

広く認知され人気となってます。

浮動株は、

実際に売買される株式総額の割合で、

これが少なければ、値段が付きにくく、

株価変動が大きくなってしまいます。

S&P500は株の値幅が
大きくならないように

一定の基準が設けられています。

S&P500指数はTOPIX同様、

時価総額の平均で指数を算出しています。

NASDAQ(米国)

ナスダックとは、全米証券業協会が
運営している株式市場の名称で、

米国でも代表的な株式市場の1つです。

そこに上場してる企業の銘柄をもとに
算出した指数です。

米国の市場もいくつかあり、

有名どころでは、
ニューヨーク証券取引所があります。

特徴では時価総額が世界最大で、
上場審査がかなり厳しい市場です

なので、古くからある
大手優良企業が上場してる市場

一方NASDAQは、

新興企業が中心でハイテク関連・IT系が
多く上場しており、

世界中の企業が集まり、
約3000社ほどの企業数を誇っています。
日本企業も数多く上場してる市場でもある

時価総額も二番目の市場となってます。

主な特徴
  • NASDAQ上場の約3,000銘柄を
    指数化したもの
  • 銘柄の時価総額を指数化
  • ITやハイテク系の占める割合が多い

約3000社もあり、

米国市場を幅広くカバーできるのと、

IT・ハイテク企業も含まれてるので、

その部分で信頼の厚い指数となっています。

順位会社名(略称)
1Apple
2Microsoft
3Alphabe(Google)
4Amazon
5NVIDIA
6META
7テスラ
8ブロードコム・リミテッド
9Adobe
10ASMLホールディングNV
NASDAQ時価総額ランキング(2023/11/11)

時価総額ランキングを見てみると、

TOP10はすべてテクノロジーや
ハイテク系企業になってます。

NASDAQ100

NASDAQで時価総額上位100から構成される、

NASDAQ100指数があります。
NASDAQ自体はNASDAQ総合指数といわれる

金融セクターを除く100社で

  • よりハイテク・IT関連に特化した
    動向を把握できる

NASDAQ100はハイテクの進化から
値を上げており、

近年注目を浴びている、指数の一つです。

NASDAQ総合指数と比較すると、

近年のハイテク企業の成長から総合指数を
上回るパフォーマンスを上げていますね。

今回は代表的な指数を紹介しましたが、

このような指数が無数に存在します。

主な指数は下記のようなものです。

  • ラッセル2000(米国)
    小型株の代表的な指数
  • SOX指数(米国)
    半導体企業の30銘柄
  • MSCI-KOKUSAI指数(米国)
    日本を除く先進国株式の動向を表す
    代表的な指数
  • MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(米国)
    世界全体で2,900を超える銘柄で構成
  • FTSEグローバルオールキャップインデックス(イギリス)
    小型株を含む世界の約9000銘柄で構成
  • FTSE100(英国)
    ロンドン市場での時価総額上位100社
  • DAX(ドイツ)
    フランクフルト市場での
    時価総額上位30社
  • STOXX50(ユーロ圏)
    欧州の株式市場全体の動きを示す
    代表的な株価指数
  • ハンセン指数(香港)
    香港株式市場の相場動向を表す
    代表的な株価指数

などなどこれは一部ですが
無数にあります。

このように指数と言われるものが、

市場の傾向を読むうえで、大切になっており、

指数を基準にする商品では

どこに投資してるかがよくわかります。

  • 目論見書を確認
  • 指数の記載あれば検索

のように指数から
どこに投資してるかがわかるので、

商品選びでも有効です。

投資信託でも指数に沿ったものが
無数にあります。

特に指数を軸にしたものが、

インデックスファンド

となります。

指数を理解したうえで、

次回はインデックスファンドについて

紹介させていただきます。

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当サイトの運営者。
普段はIT系で運用保守のお仕事してます。
趣味でブログを始めるにあたって、
家電・ガジェット・機械・お金の話など、ジャンルに囚われずに筆者自身、または周りが経験したものを紹介やレビューしていきます。

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