こんにちは。tkgです。
前回は投資信託とは?から
投資信託のメリットについて
紹介しました。
今回は投資信託のデメリットについて
紹介させていただきます。
前回のおさらい
少額投資で様々な大企業への投資も
可能な旨を紹介しました。
どこに投資してるかは、
投資信託を販売してる会社の目論見書を
見ると記載があります。
例から見ると、有名どころを含めて幅広い企業に投資してるのがわかりますね。
このように少額で様々な企業に
投資できるのが、
投資信託の大きな特徴です。
私たちが普段直接買えない企業や
地域にも投資できるのも特徴です。
東南アジアなど発展途上国に
対しても、
投資信託を利用すれば間接的に
投資も可能となります。
投資信託のデメリットとは?
株式同様、元本保証ではない以外に、
銘柄が多く選ぶのが難しい
前回の記事にて
ネット会社での銘柄数を紹介しましたが、
全投資信託合計で5914本(2023/8/14)あります。
この中からどういった銘柄を選べば良いかは初心者には難しいですね。
今後選ぶべきポイントについては
紹介させていただきます
ただ、株式でも
どの会社を選べば良いのか?
ということもあるので、
投資信託も変わらないかと思います。
手数料がかかる
株式の場合は、売買が成立した時に、
その代金によって
数十円~数千円かかる取引都度や、
1日〇百万円まで取引を手数料として取る定額コースがあります。
株式は取引に対しての
手数料になりますが、
投資信託の場合は、
運用会社に預けて任せている手前、
管理費用等の手数料を
継続的に支払わなければなりません。
- 株式=取引時に手数料発生
- 投資信託=取引、保有時に手数料発生
手数料に関しては、信託商品で様々で、
約0.1%~3%ほどまで様々です。
ここで、株式と投資信託での関係を
図にして各手数料の解説します。
投資信託の仕組みと手数料
株式の場合は
売買手数料を証券会社に支払う形で、
投資信託の場合は間に運用会社が入り、
その管理をしてる各種会社に、
管理費等の手数料がかかるイメージです。
イメージを理解するために、
投資信託の仕組み(緑の部分)を
もうちょっと詳しく見ていきましょう!
緑の部分の中では上記3社が登場します。
売るぞ!指示するぞ!投資するぞ!
という違いが各会社での
役割の違いです。
まず、私たちが購入する場所は、
販売会社(証券会社や銀行)になります。
販売会社にある投資信託を作ったのが
運用会社です。
私たちが投資信託を購入した場合は、
資金は受託会社(信託銀行等)に集められ、
他の資金と混ざらないように
厳重に保管されます。
実際の集まったお金を
どのように投資するか決めるのは、
運用会社であります。
なので、運用会社の指図のもと、
受託会社はその指図に従い、
株式等の売買・管理を行います。
で運用成果に応じた、利益(分配金・償還金)を証券会社を通じて、
投資家に運用成果として届けられます。
ここで利益が出ない場合は
マイナスとして
投資家に届けられますが、
投資信託の利益・損益については、
詳しくは次回で。
仕組みを見た上で、
実際のかかる費用を見ていきましょう!
まず、購入手数料と売却手数料ですが、
最近はほとんどのところで
無料になってる傾向です。
購入時手数料
投資信託の購入時に支払う手数料です。
手数料は範囲内で
販売会社が決めています。
購入時なので継続的に取られないです。
信託財産留保額
投資信託の売却時に支払う手数料です。
手数料分は投資信の財産に残し、
それを活用していきます。
売却時なので継続的に取られないです。
やめるなら、
ちょっと財産残しておけよ!
ということです。
なぜこんなのが?とは思いますが、
お金にしようとすると、換金等も
自動でやってくれてますね。
換金する際にも手数料等の費用が
運用会社側にもかかっており、
その諸経費をみんなで負担しよう!というのも不公平なので、
売却手数料から払ってもらいます!という制度です。
頻繁に売買を繰り返されても
安定運用できなくなるので、
長期目線で運用を安定させる
意味合いもあります。
信託報酬(運用管理費用)
各会社でも様々な仕事があり、
対価として報酬を皆さんから
受け取ってる形です。
運用会社 | 運用・調査・指図・資産算出・報告書作成 |
販売会社 | 事務処理・口座管理・情報提供 |
受託会社 | 資産管理・保管・指図の実行 |
管理費用は継続的に支払うもので、
毎日少しずつ運用資産から
差し引かれる費用です。
家を借りる時も
管理費用を払っていますね!
管理費用で掃除・サービスを
受けれたりする恩恵もあるので、
それと似たようなものです。
その他諸経費
- 売買の際に発生する手数料
(売買委託手数料) - 監査費用
- 事務処理の諸経費 等
その他費用として主に上記の費用が
継続してかかってきます。
株式を頻繫に売ったり、
買ったりする商品では、
売買委託手数料が
多くかかったりします。
またこの他にも、
投資信託商品によっては、
「成功報酬」という形で、
料金を支払うところもあります。
手数料の重要ポイント
私的には管理費用0.5%超えると
高い印象です。
昨今はどんどんと商品競争が激化しており、
各社で管理費用を下げる傾向にあります。
運用管理費用は毎日引かれるものなので、
0.5%を超えると高くなるという印象で、
それ以上はできるだけ避けてます。
細かい部分は次回以降で記載しますが、
手数料が0.5%かかる商品で、
1万の投資信託商品を購入すると、
手数料=年間50円
100万分購入すると、
手数料=年間5000円
となり価格が上がっていくにつれて手数料も高くなり、
それだけ負担になります。
極端な話ですと、
ある商品が年間1%づつ儲かります!
しかし、年間手数料は2%です!
となると、、
毎年1%のマイナスとなり損する形
となります。
これが「手数料負け」と言います。
最近は儲かるだけの話が多く、
実際の手数料を話さなかったり、
手数料を調べることをせずに
購入するので、
特に注意が必要です!!
手数料の確認方法
証券会社のページですぐに確認できます!
どこの証券会社も似たようなものですが、
まず商品の「目論見書」「運用報告書」
を探しましょう!
サイト内には
管理費用が記載されてますが、
他の手数料がかかる可能性もあるので、
「目論見書」「運用報告書」は
確認していきましょう!
上記中身を確認すると、
手数料や実際の費用を
確認することができます。
高い物と安いもので例を見ると、
左側は購入・売却に費用がかからず、
管理費用も0.1%未満になってる一方、
右側は購入・売却にも費用がかかり、
管理費用は2.2%かつ、
成功報酬もとられる商品となってますね。
費用は運用報告書で詳細を確認でき、
左側は1万口あたり、20円で、
右側は1万口あたり、303円となります。
口数の話は次回に
紹介させていただきます。
なんだ!そんなものか!
と思いますが、ここでは、
1万円の商品を1万円購入すると、
継続的に上記の費用を取られ、
より多く購入したり、
その商品が上昇するにあたり、
費用も増えていきますので、
手数料は重要です!
約1%の手数料商品でも
このように商品が値上がるにつれ、
手数料も多くなっていきます。
タイムリーに売買できない
株式とは異なり投資信託は、
刻一刻と変化する価格で
売買することができません。
なので、購入と売却の差額を利益に
するような取引ができません。
投資信託は複数の銘柄で
構成されており、
取引終了後に、
1日に1つの基準価格が公表される
ブラインド方式を採用してます。
簡単には買う・売る値段が
わからない方式で、
投資家を守るものとなります。
例えば、
申し込みする人がわかる価格は
前日の値段です。
前日の価格で売買できるとなると、
当日の価格によっては、
安く購入出来たり、
高く換金できてしまいます。
前日=1万円、
当日=1万100円とすると、
上がるので、100円安く購入できる!
上がるので売ろう!となり、
売る人が多くなることもあり、
売らない人への不利益が
生じるためです。
これで差額を狙う売買は
できない仕組みです。
ブラインド方式なので、
タイムリーに売り買いする人には
デメリットです。
短期に多く稼ぐのには難しい
価格の決まり方は次回紹介します。
投資信託の場合は、
みんなの資金を投資運用してる性質上、
1人が独占的な株式はもってなく、
また、様々なところに
投資してる商品なので、
頻繫に値段が大きく変わることないのが
特徴です。
株式の場合の値段は以前触れましたが、
値幅が大きくなることもあり、
短期でキャピタルゲインも
狙える投資なので、
短期目線ではデメリットになります。
一方、
- 値幅が大きく変わらない
という部分では、
リスクが少ないので、
そこはメリットになりえます。
また値幅が大きく変わらないので、
基本的に
投資信託は長期目線での投資
となります。
このように投資信託の
メリット・デメリットを
紹介させていただきましたが、
以下に当てはまるなら、
投資信託がおススメです。
一番のポイントは
手数料となってますので、
次回は、
投資信託の値段や手数料の関係について
説明させていただきます。
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